2022.08.09終活
自分史年表についてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも自分史年表とは?」
「自分史年表の作り方は?」
「自分史年表を作るときの注意点は?」
最近注目を集めている「自分史年表」ですが、いきなり作るのはとても大変な作業です。
さらに、適切な考え方を持っていないまま自分史年表を作ってしまうと、本来の効果を得ることができずに意味のない自分史年表が完成してしまいます。
そこでこの記事では、自分史年表の概要・作り方・注意点などを詳しくご紹介していきます。
自分史年表を作成して、より豊かな人生を過ごしたいと考えている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
自分史年表とは、自分自身がこれまでの人生でどのような経験をしてきて、その中でどのような思考や感情になったのかを年表ごとにまとめて振り返るものです。
昨今、自分史年表の注目度が増しており、若年層から高齢者層までさまざまな方が自分史年表を作成しています。
とはいえ、いきなり過去の自分の経験や考えを思い出して振り返って見ようと思ってもそう簡単にはできませんよね。
そこで、まずは自分史年表をスムーズに作る方法・手順について見ていきましょう。
自分史年表を作る方法・手順は下記の6ステップです。
ステップ①:自分史のテンプレートを用意する
ステップ②:自分が生まれてからの社会情勢を書き出す
ステップ③:西暦ごとに自分の年齢を書き出す
ステップ④:自分の人生に大きな区切りを付ける
ステップ⑤:自分の過去を書き出していく
ステップ⑥:最終確認を行う
自分史年表に書き足していく内容は人それぞれですが、基本的には下記の手順で自分史年表を作っていくことでスムーズに作成することができます。
それでは、自分史年表を作る方法・手順について詳しく見ていきましょう。
自分史年表は、一から自分で年表を作成してもいいのですが、インターネット上にはさまざまな自分史専用テンプレートが存在していますので、これらを使用することでよりスムーズに自分史年表を作成することができます。
オススメの自分史年表テンプレートは下記の4つです。
・Microsoftの自分年表
・PowerPointの自分史年表
・Land Islandの自分史年表
・Think overの自分史年表
それぞれの自分史年表テンプレートについて詳しくご紹介していきます。
「Microsoft(マイクロソフト)」が無料で提供している自分史年表テンプレートです。
テンプレートをダウンロードするだけで、PowerPointで自分史年表を簡単に作成することができます。
シンプルなデザインですので、それぞれの年代を非常にまとめやすく、写真を挿入することもできますので、より視覚的に分かりやすい自分史年表を作ることが可能です。
Microsoftの自分史年表テンプレートのダウンロードはこちらから→https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=10871
フリー素材を提供している「Digipot(でじぽっと)」というサイトに、デジケロオという方が投稿したPowerPoint用の無料自分史年表テンプレートです。
一個人が作っているとは思えないクオリティのテンプレートとなっており、世界の動向・日本の動向・あなたの動向・キーワードなどを入力することができます。
無駄な情報を排除したシンプルな自分史年表を作成したい方にはとてもオススメです。
Digipotの自分史年表テンプレートのダウンロードはこちらから→https://www.digipot.net/?p=45815
自分史などについてなどのブログを投稿しているWebサイト「Land Island」にて配布されている、Wordファイルでダウンロードできる無料自分史年表テンプレートです。
Wordファイルに年月・出来事・コンテンツ・その他の4つの項目が表にまとまっているシンプルな構造ですが、その分自分流に自由にアレンジすることができます。
自分史年表のテンプレート通りではなく、枠組みだけであとは自分でデザインを考えていきたい方にオススメのテンプレートです。
Land Islandの自分史年表テンプレートのダウンロードはこちらから→https://land-island.com/?page_id=2685#i-18
こちらも、自分史などについてなどのブログを投稿しているWebサイト「Think over」にて配布されている、Excelファイルの無料自分史年表テンプレートです。
住まい・所属・目標・出来事・世界の出来事・国内の出来事・オリンピック・総理大臣などの細かい情報を入力できるだけではなく、1年ごとに年表を作成することのできる本格的な自分史年表テンプレートになります。
ただ、未来日記や今後の人生についてなどにも使用できるテンプレートですので、テンプレート通りに自分史年表を作成してしまうと無駄になる部分も出てきてしまいますので注意しましょう。
Think overの自分史年表テンプレートのダウンロードはこちらから→https://simplethinker.net/my_chronology/
テンプレートを使用して自分史年表の土台作りが完了したら、続いては自分が生まれてからの社会情勢について書き出していきます。
各年代の大きなニュースや出来事などを思い返すことは、「この頃はこうだったな」と自分自身のことを思い出すきっかけになるのです。
自分が生まれてからの大きなニュースや出来事については、『NHKアーカイブス 回想法ライブラリー』というWebサイトにて簡単に探すことができますので参考にしてみてください。
『NHKアーカイブス 回想法ライブラリー』のWebサイトはこちらから→https://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/jibunshi/
社会情勢を書き出したら、続いてはそれぞれの西暦における自分の年齢を書き出していきます。
このときに、「このニュースのときは自分は〇〇歳だったのか」などと昔の自分をなんとなく思い出しておくといいでしょう。
人生には大きな転機がいくつもありますので、その転機を大きな区切りとして自分史年表に記入していきましょう。
大きな転機の例としては、「転校」「転職」「就職」「引っ越し」「進学」など、自分が大きな転機だと感じたタイミングを選択しましょう。
一般的には、下記のような区切りになる場合が多いです。
・〇〇年:△△幼稚園入学
・〇〇年:△△小学校入学
・〇〇年:△△中学校入学
・〇〇年:△△高校入学
・〇〇年:△△大学入学
・〇〇年:△△株式会社入社
ここまでのステップである程度自分史年表の構成が定まりますので、過去の自分に起こった出来事などをまとめていき、自分史年表を完成させていきます。
下記のような代表的な例を中心に、自分が印象に残っていることを書き出していきましょう。
・勉強・学んだこと
・部活・習い事
・人間関係
・趣味・好きだったこと
・将来の夢
・影響を受けた人
・嬉しかったこと
・悲しかったこと
・悔しかったこと
・嬉しかったこと
曖昧な部分や年代は一度放置しておいて、明確な部分から埋めていくとスムーズに自分史年表を作成することができますよ。
一通り自分史年表が完成したら、最終チェックを行います。
自分史年表を作る目的は、完成させることがゴールなのではなく、自分史年表を用いて自分をより深く知ることです。
つまり、いつ誰がみても内容が分かりやすい自分史年表に仕上げる必要があります。
明らかに必要にない部分や使いした方がいい部分などをチェックして自分史年表を仕上げていきましょう。
自分史年表を作るときの注意点は下記の4つです。
・初めから完成度の高さを求めない
・自分史年表の完成を目的としない
・事実だけを書き出す
・あらかじめ目的を明確にする
それぞれの注意点について詳しくご紹介していきます。
自分史年表を作るときは、とにかく思い出せるだけの過去の自分を書き出すことに注力して、完成度を求めないことが大切です。
記憶は数珠繋ぎ式で思い出すことが多いので、1つの出来事を思い出たびにキレイに入力していては思い出せる記憶も思い出せなくなってしまいます。
すべての出来事を書き出し終わった後に文章を整えたり不要な部分を削れば問題ないので、自分史年表を作っている途中に完成度を気にする必要はないのです。
自分史年表は、テンプレートを使用するからといって簡単にできるわけではありません。
脳をフル回転させて昔の出来事を思い出しますし、それで絵も思い出せない場合は友人や家族に昔のことをリサーチしたり、卒業アルバムを見返してみたりと、さまざまな作業が伴います。
ですので、ついつい「自分史年表を完成させること」が目的になりがちです。
しかし、自分史年表を作成する目的は、自分史年表を使用して自分についての理解をより深めたり、自分について他人によく知ってもらうことですので、目的を忘れてしまっては本末転倒になってしまいます。
自分史年表を書いていると、記憶が曖昧な部分や思い出せない部分も多くあるでしょう。
そんな時に、「こんな感じだった気がする」「今だったらこう考えるからきっと当時も同じ」など、曖昧な情報だけで自分史年表に書き出してしまうと、本当の自分ではない考えが自分史年表に記入されてしまう可能性もありますので曖昧な情報は書き出さないようにすることがオススメです。
「自分についてもっと深く知りたい」「今後の人生に向けて自分の軸をはっきりとさせたい」「大切な人に自分をもっと深く知ってほしい」など、自分史年表を作る目的はさまざまです。
これらの目的を、自分史年表完成後に考えてもいいのですが、先ほどもお伝えしたように自分史年表を作っている最中に目的が曖昧になってしまうこともありますので、あらかじめ目的を決めておくといいでしょう。
自分史年表を作る目的が明確だと、自分史年表に書き出す内容も多少は変わってきますので、無駄な時間を省くことにも繋がります。
自分史年表は自分の過去の出来事や感情を文章にしてひとつの表にしていく作業ですのでとても難しい作業です。
中には、自分の感情を文章にするのが苦手な方や、自分自身を分析することに抵抗がある方もいるでしょう。
そんなときは、自分史年表を作るプロに依頼してみるのもひとつの手です。
プロに依頼することで、自分自身のことについてしっかりとインタビューをしてくれ、そのインタビューからわかるあなたの思考・感情を丁寧に文章化してくれます。
料金こそかかってしまいますが、今後の人生の豊かさや自分自身の軸を見つけられることなどを考えると費用対効果は非常に高いと感じることができるはずですよ。
自分史製作サービスの人生BOOKをご紹介します。人生BOOKは、写真と共に自分史を振り返って一冊の本にするサービスです。
ただ自分史を1冊の本にするのではなく、写真を見たり話を聞いて人生に寄り添って作られる思い出BOOKですので、完成したときの感動はもちろん、これまでの人生を振り返ることで多くの感動を感じることができます。
この記事では、自分史年表の概要・作り方・注意点などを詳しくご紹介していきました。
普段生活している中で分かっている気になっている自分自身のことは意外と理解できていないものですし、理解するのは簡単ではありません。
そんな自分自身を理解できるのが自分史年表なのです。
自分自身をもっと深く知りたい方や、自分の知らない自分を見つけたい方、さらには今後の人生をより前向きに過ごしたい方は、ぜひこの記事を参考にして自分史年表を着くきっかけにしてみてください。
いかがでしたでしょうか。家系図の作成と合わせてご自身の歩みや家族の歴史を残せる自分史づくりもおすすめです。家系図の書き方についてもご紹介していますので関連記事として紹介しておきます。
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