2022.06.08長寿祝い・基礎知識
喜寿という言葉は聞いたことがあるが、いつ何歳が対象なのか、どういうプレゼントをするべきなのかを気になっている人は非常に多いのではないでしょうか。
喜寿のような特別な日は、誕生日のように毎年あるわけではないため、知識として知っておくべきです。
とくに家族やまわりに、喜寿の人がいればお祝いをしてあげると、とても喜ばれます。
そこで今回は喜寿とは何なのか、何歳でいつお祝いをするべきなのかをお話ししますので参考にしてみてください。
喜寿とは77歳の長寿祝いのことを指します。
77という縁起のいい数字のため、覚えやすいのではないでしょうか。
喜寿をお祝いする際には、その人の誕生日だけではなく77歳を迎える年に行うこともできます。たとえば、家族みんなが集まるであろう正月やゴールデンウイークなどの連休に集まって喜寿のお祝いをするケースが多いです。
日本では、年齢に関する表現として数え年と満年齢のふたつが存在しています。
満年齢・・・生まれた日から翌年の誕生日まで(昭和20年)
数え年・・・生まれた年を1歳とし、毎正月に1歳増える(昭和21年)
※2022年(令和4年)
実は昔は満年齢ではなく、数え年が主流でした。現在は満年齢を使用するのが一般的ですが、七五三をはじめ長寿祝いなどで数え年が限定的に使われます。
喜寿は時をさかのぼること室町時代末期に、日本でうまれたと言われています。
還暦や古希は中国由来ですが、喜寿は日本独特の長寿祝いです。
そもそも、なぜ77歳で喜寿という表現をするのでしょうか。
喜という漢字を異体字では㐂と書き、昔によく使われていたからです。
㐂は7という数字が複数あるため77歳ということに繋がっています。
さらに寿には長寿等の意味が込められているため喜寿という表現になったというわけです。
日本ではラッキーセブンという言葉があるように、77歳の喜寿はかなりめでたい長寿祝いと言えます。
還暦の場合は赤いちゃんちゃんこを着る、というイメージがあるはずです。
実は長寿祝いの種類によって、色が異なるということをご存知でしたでしょうか。
喜寿のテーマカラーは紫です。
還暦や喜寿があるように、年齢によってそれぞれ名称やテーマカラーが異なります。
長寿祝いは還暦祝いから始まり、100歳の百寿まで続きます。
100歳を超えると108歳の茶寿、111歳の皇寿、120歳の大還暦などもあります。
とくに喜寿は古希とテーマカラーが同じということと、3年後には傘寿があることを覚えておきましょう。
そう何度も喜寿の人のプレゼントを贈る機会が少ないため、何をしてあげるべきなのかを迷ってしまうものです。
還暦祝いのようにちゃんちゃんこをプレゼントしてもいいでしょう。
ただし、喜寿のテーマカラーは紫ですから、間違えて赤色のちゃんちゃんこを贈らないようにするべきです。
それ以外では、普段使えるようなアイテムをプレゼントするケースが多い傾向にあります。
たとえば、おはしや湯のみをはじめ、好きな食べ物や家族写真をプレゼントしても喜んでくれます。
喜寿のお祝いで、何かしらのプレゼントを贈ることがあります。
紫に関連するもの以外で、注意しなければならないアイテムがあります。
女性の喜寿のお祝いで髪をとかすための櫛を贈ろう、と考えることがあるかもしれません。
しかし、「くし」という言葉はある意味、苦や死を連想させるため喜寿のプレゼントには適していません。
また、櫛が欠けてしまうことを想定すれば、明らかに喜寿のプレゼントには相応しくないと感じられます。
みなさんがよく飲む日本茶なら、ほとんどの人が喜んでくれると思うはずです。
しかし、意外にも日本茶は喜寿のお祝いには向いていません。
なぜなら、日本茶は香典返しや弔辞に使われることが多いからです。
長生きしてほしい、という気持ちとは正反対になってしまうため要注意です。
誕生日プレゼントで、手軽なポケットタオルなどを贈ることがあるため、ハンカチは同だろうと思ってしまうかもしれません。
しかしハンカチは葬儀の際に顔にかけるため、喜寿のプレゼントとしては相応しくないものだと考えるべきです。
年を重ねると、人によっては耳が聞こえにくくなったり目が見えなくなったりします。
そのため、補聴器や老眼鏡をプレゼントしようと考えますが、どちらも老いを連想させるためあまりよくありません。
櫛をはじめハンカチや補聴器など、ご年配が喜びそうなプレゼントばかりですが、何も調べないで贈ってしまうと後悔することにもなりかねません。
補聴器や老眼鏡などをプレゼントしたい場合は、喜寿とは関係ないときに贈りましょう。
喜寿のお祝いで花を選ぶケースがあります。
花そのものは喜寿のお祝いとしてはとても素晴らしいものですが、種類によっては逆に失礼になってしまうため注意しなければなりません。
たとえば、不祝儀を連想させる青と白、紫と白のセットをはじめ、仏花の菊などは避けるようにしましょう。
喜寿のテーマカラーは紫ですから、紫の花を選ぶようにするべきです。
紫のバラや胡蝶蘭、ダリア、スイートピーなどが喜寿のお祝いにおすすめです。
どのプレゼントも普通に喜ばれそうなものばかりですが、喜寿の祝いでは不幸なことを連想させるためできるだけ避けるようにしましょう。
喜寿のお祝いをする場合、プレゼント以外に注意するべきことがあります。
せっかくのお祝いだからと、いいものを食べてもらおうと考え外食を選択する可能性があります。
喜寿の対象者がとても若々しく元気であればいいですが、そうではない場合は、長時間の外出がしんどいケースがあります。
ですから、身内で勝手に話を進めるのではなく、本人に外食がいいのか落ち着ける自宅がいいのかを確認しておくといいでしょう。
外食を選択された場合、長時間座ってもしんどくないようなお店や席を確保しておくべきです。
さらには本人の好き嫌いも聞いておくと、当日はとても素晴らしいお祝いになります。
喜寿はとてもおめでたい長寿祝いですが、どれくらいの予算をかけるべきでしょうか。
もちろん、人によってかけられる金額は違いますし気持ちも違います。
対象者が祖父母であれば、10,000円~30,000円、親戚は5,000円~20,000円など関係性によって金額は異なります。
親は20,000円~50,000円程度の予算も多いです。
どちらにせよいちばん近い両親は、気持ちも込めて喜ばれるお祝いをしてあげましょう。
喜寿とは77歳に行う長寿祝いで、紫がテーマカラーということが分かりました。
喜寿はとてもおめでたいことですし、盛大に祝いたいと思うものですが、プレゼントの選択や、食事の場所も相手を気遣うことが重要です。
ですが何より、喜寿の本人のためにみんなが集まってくれることが何よりの楽しみではないでしょうか。
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